富士市の解体業者の選び方|価格だけで決めない7つのポイント
富士市で信頼できる解体業者を探している方へ。許可・登録、見積書、追加費用、アスベスト対応、近隣配慮、届出など、価格だけでは分からない解体業者選びの7つのポイントを解説します。
富士市で解体工事を検討し、複数の業者を調べていると、
「価格以外に何を比べればよいのか分からない」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
解体工事は完成した建物を買う商品とは違い、工事が終わるまで最終的な状況が見えにくいサービスです。
見積金額が安くても、撤去範囲が狭かったり、アスベストや地中埋設物が別料金だったりすれば、最終的な負担額は変わります。
さらに、解体工事では建設リサイクル法や石綿対策など、法令に沿った対応も必要です。
富士市では、床面積80㎡以上の建築物の解体について建設リサイクル法の届出対象となり、工事着手7日前までの届出が必要です。
この記事では、富士市で信頼できる解体業者を選ぶために、価格だけでは判断できないポイントを具体的に解説します。
富士市の解体業者は価格だけで選ばない
解体業者を比較するとき、最初に目につくのは見積金額です。
例えば、
| 業者 | 見積金額 |
| A社 | 140万円 |
| B社 | 165万円 |
| C社 | 180万円 |
という3社なら、A社を選びたくなるかもしれません。
しかし、解体工事では見積金額だけでは工事内容を比較できません。
A社には、
- カーポート撤去
- ブロック塀撤去
- 庭木撤去
- 残置物処分
が含まれておらず、B社には含まれている可能性があります。
さらに、
- アスベスト事前調査
- 地中埋設物
- 整地
- 廃材処分
などの扱いでも差が出ます。
そのため、
「いくらか」だけでなく「何が含まれているか」
を確認して業者を選ぶことが大切です。
信頼できる解体業者を選ぶ7つのチェックポイント
1.必要な許可・登録を確認する
最初に確認したいのが、解体工事を請け負うために必要な許可・登録です。
静岡県内で解体工事業を営む場合、原則として静岡県知事による「解体工事業登録」が必要です。
ただし、
- 土木工事業
- 建築工事業
- 解体工事業
のいずれかについて建設業許可を受けている事業者は、解体工事業登録を別途受ける必要はありません。
業者へ、
「解体工事業登録または建設業許可はありますか?」
と確認することは、失礼なことではありません。
契約前に確認しておきたい基本項目です。
静岡県では解体工事業者の登録情報も公開しているため、必要に応じて確認できます。
2.現地調査をしたうえで見積もりを出しているか

解体費用は、建物の坪数だけでは決まりません。
例えば同じ30坪の木造住宅でも、
- 前面道路の幅
- 重機が入れるか
- 隣家との距離
- 高低差
- カーポート
- ブロック塀
- 庭木
- 残置物
などによって工事条件が変わります。
そのため、正式な見積もりでは現地を確認してもらうことが基本です。
電話やメールで、
「30坪なら○万円です」
と聞いた金額は、あくまで概算として考えましょう。
現地調査では、
何を壊すのか
何を残すのか
まで確認してくれる業者の方が、後の食い違いを防ぎやすくなります。
関連記事:富士宮市で解体工事の見積もり前に準備したい7つのこと
3.見積書の内訳が具体的か

「解体工事一式 160万円」
だけでは、工事内容を判断するのは難しくなります。
少なくとも、
- 建物本体
- 基礎
- 足場・養生
- 廃材運搬
- 廃材処分
- 付帯工事
- 整地
などの内容を確認できる見積書が望ましいでしょう。
特に、
「一式」
「別途」
「実費」
という表記は、内容を確認してください。
「一式」という記載自体が問題なのではありません。
何が含まれているのか説明してもらえることが大切です。
4.追加費用が発生する条件を説明してくれるか
解体工事では、工事前には確認できないものが見つかる場合があります。
代表的なのが地中埋設物です。
建物を撤去した後に地面を掘ると、
- 古い基礎
- コンクリート片
- 浄化槽
- 配管
- 建築廃材
などが見つかることがあります。
こうしたものは事前の現地調査だけでは確認できない場合があります。
そのため、
「追加料金は一切ありません」
という説明だけで判断するのではなく、
何が見つかった場合に追加費用になるのか
を確認する方が現実的です。
さらに、
「追加工事をする前に報告してもらえるか」
「写真を見せてもらえるか」
「追加金額を確認してから作業するのか」
まで聞いておくと安心です。
5.アスベスト調査について説明できるか
解体業者選びでは、アスベストへの対応も確認しましょう。
現在は、建築物の解体・改修工事にあたり、原則として工事前に石綿の事前調査が必要です。
富士市では、建築物の解体床面積が80㎡以上など一定規模以上の工事について、石綿事前調査結果の報告が必要です。
また、建築物については有資格者等による事前調査が義務付けられています。
業者へ、
「アスベストの事前調査はどうしますか?」
「調査費は見積もりに入っていますか?」
「含有建材が見つかったらどうなりますか?」
と確認してみましょう。
質問に対して具体的に説明できるかどうかも、業者を見るポイントになります。
6.届出・法令への対応を理解しているか
富士市で一定規模以上の建物を解体する場合、建設リサイクル法への対応も必要です。
建築物の解体では、床面積の合計が80㎡以上の場合が対象になります。
対象工事では、コンクリート、木材などの特定建設資材について分別解体や再資源化等が求められます。
また、富士市内の建築物については、都市整備部建築土地対策課が届出窓口となっています。
届出は原則として工事着手の7日前までです。
施工業者に、
「この建物は建設リサイクル法の対象ですか?」
「届出はどのように進めますか?」
と聞いてみるとよいでしょう。
手続きについて明確に説明できる業者なら、工事全体の段取りも確認しやすくなります。
7.解体後まで考えて提案してくれるか

解体工事の目的は、
建物をなくすこと
だけとは限りません。
その後に、
- 建替える
- 土地を売る
- 駐車場にする
- 家族が利用する
- しばらく更地で保有する
など、次の計画があります。
そのため業者には、
「解体後は建替える予定です」
「土地を売却する予定です」
と伝えておくことをおすすめします。
例えば建替えなら、外構や配管などを残した方がよい場合があります。
一方、土地売却では撤去範囲を不動産会社とも相談した方がよいケースがあります。
解体後の目的によって、工事範囲そのものが変わることがあるのです。
ファイブ解体を運営する株式会社ファイブワンは、総合建設業「明徳建設株式会社」のグループ企業です。
そのため、建物を壊して終わりではなく、建替えや土地活用など、解体後のことまで見据えて考えるという視点を大切にしています。

関連記事:解体・建替え・土地活用まで|ファイブ解体の関連サービス
関連記事:富士市で建替え前に解体するときの注意点|失敗しない進め方を解説
近隣対応についても契約前に確認する
住宅地での解体工事では、
- 騒音
- 振動
- 粉じん
- 工事車両
- 道路の使用
などが近隣へ影響します。
そこで契約前に、
「近隣への工事挨拶は誰が行いますか?」
「養生はどのように行いますか?」
「粉じん対策はどうしますか?」
と確認しておきましょう。
特に隣家との距離が近い場所では、養生方法や重機の作業スペースなどが工事内容に影響します。
単に「近隣対策をします」という説明だけでなく、具体的な方法を説明してくれるかを見ることがポイントです。
相見積もりでは「同じ条件」で比較する

業者選びでは、複数社から見積もりを取る方法があります。
ただし、条件が違えば正確な比較はできません。
例えばA社には、
「庭木も全部撤去してください」
と伝え、
B社には、
「家を壊してください」
としか伝えていなければ、見積金額が違って当然です。
各社に、
- 母屋
- 倉庫
- カーポート
- ブロック塀
- 庭木
- 残置物
- 整地
について、
撤去するもの・残すもの
を同じ条件で伝えましょう。
極端に安い見積もりは内容を確認する
安い見積もり自体が悪いわけではありません。
企業努力や施工条件によって安くできる場合もあります。
ただし、他社より大幅に安い場合は、
なぜ安いのか
を確認しましょう。
例えば、
- 付帯工事が入っていない
- 残置物処分が別途
- アスベスト調査が別途
- 整地範囲が違う
- 廃材処分の条件が違う
といった理由があるかもしれません。
価格差に理由があり、それを明確に説明してもらえるのであれば比較しやすくなります。
富士市・富士宮市で確認できる解体工事業登録
静岡県では、解体工事業の登録制度を設けています。
富士市・富士宮市は、静岡県富士土木事務所の管轄です。
静岡県の公式情報では、解体工事業登録には5年間の有効期間があり、継続して営業する場合には更新が必要とされています。
また、静岡県は解体工事業登録業者の一覧を公開しています。
解体業者を選ぶ際に、
「会社のホームページがきれいだから」
「営業担当者の感じがよいから」
だけで決めるのではなく、公的な許可・登録についても確認すると判断材料が増えます。
解体前に補助制度も確認する

空き家を解体する場合は、業者と契約する前に自治体の補助制度を確認しておきましょう。
富士市には、一定の条件を満たす危険な空き家を対象とした「富士市危険空家除却促進補助金」があります。
重要なのは、解体前に申請する必要があることです。
富士市は、申請前に解体した場合は補助対象にならないと案内しています。
そのため、
業者選定
↓
すぐ契約・着工
ではなく、
補助制度の対象確認
↓
必要な申請
↓
契約・着工
という順番になる場合があります。
補助制度を利用したい場合は、業者選びの段階で富士市住宅政策課へ確認しましょう。
関連記事:富士市で空き家を解体する前に確認したい7つのこと|費用・税金・補助金
こんな業者なら比較しやすい
信頼できるかどうかは、一つの条件だけでは判断できません。
ただし、次のような業者であれば、施主側も判断しやすくなります。
| 確認項目 | 見るポイント |
| 許可・登録 | 内容を説明・提示できる |
| 現地調査 | 建物・外構・周辺状況まで確認する |
| 見積書 | 工事項目が分かれている |
| 追加費用 | 発生条件を説明できる |
| アスベスト | 事前調査について説明できる |
| 届出 | 建設リサイクル法などを理解している |
| 近隣対応 | 挨拶・養生・粉じん対策を説明できる |
| 解体後 | 建替え・売却など次の用途も確認する |
「安い」「有名」という一つの要素だけではなく、複数の項目を組み合わせて判断しましょう。
まとめ
富士市で解体業者を選ぶ際は、価格だけで決めないことが大切です。
特に確認したいのは、
- 必要な許可・登録があるか
- 現地調査をしているか
- 見積書の内訳が具体的か
- 追加費用の条件を説明しているか
- アスベスト調査に対応できるか
- 建設リサイクル法などの手続きを理解しているか
- 解体後の予定まで確認してくれるか
です。
富士市では80㎡以上の建築物解体で建設リサイクル法の届出が必要となるほか、一定規模以上の工事では石綿事前調査結果の報告も必要です。
こうした地域の手続きも含めて説明できるかどうかは、解体業者を比較する一つの材料になります。
「一番安い会社」ではなく、「工事内容と費用を理解したうえで納得して任せられる会社」を選びましょう。
富士市・富士宮市で、
「どの業者に相談すればよいか分からない」
「見積もりを取ったけれど、内容を比較できない」
「解体後に建替えや土地利用も考えている」
という場合は、建物を壊すことだけで業者を選ばず、その後の計画まで含めて整理してみてください。
ファイブ解体では、解体工事だけをゴールにせず、その後の建替えや土地活用まで見据えて考えることを大切にしています。
まずは建物の状態や今後の予定を整理し、自分の計画に合った解体方法を検討することから始めてみてください。


